ジェニー

女の子の名前はジェニー当時6歳
ジェニーはとても明るくて優しい女の子なんです。
しかし時々ベットで泣くのを我慢して体を震わせていました。
そんな姿を見てか警察官が飲みながら話してくれた事は
僕らが毎日のように目にするストリートチルドレンの事や
虐待やレイプの実態
片親もしくは親のいない子どもたちの事など

写真のようにゴミ山で食べられそうな物やお金になりそうな物を探す子どもたち。
シ○ブ欲しさに走ってくる車の前に自分の子どもを放り投げて運転手にお金をせびる鬼畜のような親。
結婚しようとか甘い言葉で誘惑して子どもができたと告げられたら音信不通の日本人。
フィリピンはほとんどの方がカトリックなので子どもはおろせませんし法律でも禁じられています。
更に好きな人とだったら避妊しない人が多いのもフィリピン人です。
もしくは、せっかくゲットした外人の彼氏に捨てられたくないからだそうです。
外人と結婚すれば家族は安泰だしビザもおまけで付いてくる。
しかし金持ちを装って甘い言葉で誘惑して気持ちイイ͡事して帰国しちゃって子どもができたら
音信不通になっちゃってシングルマザーになっちゃう女性が多いです。
騙しあってるわけですからどちらも悪いですが分が悪いのは確実に女性ですよね。
お互い気持ちいい事したんだから責任もちましょうよ。
途中日本人と本音を書いてしまったのは、僕が預かった子どもたちに日本人とのハーフの子が
多かったんです。
なのでこんなブログ見てはいないと思いますが、ひとこと言わせてください。
あなたが無責任に捨てた子どもは、とても傷つき、とても辛い思いをしましたが今はとても元気です。

つづきます


憧れの聖地

家を探すと言っても今回はダバオの時の経験もあるし、条件がある程度決まっていたので
割と早く決まりました。
最優先は子どもが安心して暮らせるところ。
警察官や友だちが近くに住んでいるところ。
みんなが協力してくれて探してくれている時も、できるだけそばにいてあげたかったんですが
たとえ虐待していたクソ親父でも、その親を突き倒して怪我をさせ離れ離れさせた
どこの馬の骨かもわからない異国の人間に心を閉ざした女の子が懐くわけがありません。
そんな時そばにいてくれたのがブチや他の動物たちでした。
その光景は僕が言葉の壁にぶつかった時と同じで、女の子とブチが寄り添っていました。
女の子の誕生日も近いという事でどこに行きたいと聞くと小さな声でジョリビーというので
警察官の家族や友だちみんなで行き、お店に入るといきなり泣き出しました。
僕はわけがわからずオロオロしていると女の子は僕の手をはじめて握ってくれました。
そうなんです僕らが何気に入っていたお店も彼女には憧れの聖地だったんです。

ジョリビーとはフィリピンが発祥の地の国内ではファーストフードNO1のお店なんです。
実際にマクドナルドの店舗数が640に対してジョリビーは1150店舗で圧倒的。
フィリピン人の味の好みも徹底的に研究しているのか、僕が初めてスパゲティを食べた時は
甘いスパゲティに衝撃を受け二度と食うかと思ったのですが、その甘さに慣れると美味しくて
毎回注文してしまいます(笑)

ブチとジョリビーのおかげで彼女も少し心を開いてくれ、家も決まりました。

つづきます