また台風

きっと嵐って、朝日が、そのあとにのぼってくるためだけに、あるんじゃないかなあ
by ムーミン

ほんとにねぇ嵐の去ったあとの空気ってうまいもんね。
人間が汚した地球をきれいにしてくれているのかもね。

たまには変化も必要ですわ。
わたしたちは、おたがいに、あたりまえのことをあたりまえと思いすぎるのじゃない?
by ムーミン

人間ってのは文明の利器に頼らなくても自然のなかで生きていけるんだよね。
自然の恵みを農民や漁師が育ててそれを美味しくいただいている。
それをあたりまえと思わず自然や育ててくれた人たちに感謝だよね。

ただねぇ自然現象によってせっかく育てた作物や漁に行けない人たちにとってはほんと切ないよね。

大きさ大型強さ–方向・
速さ西北西 25km/h
中心気圧994hPa
最大風速20m/s
最大瞬間風速30m/s
来週には沖縄に近づく可能性もあるとの事なので準備はしておいた方がいいかもです。

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チャリ

今日は働くチャリたちの紹介です(一部)

まずはお客さんを自転車の横に乗せて走るペディキャブ。
日本でいうところの人力車のようなもんですが、その日の天候やドライバーの気分で価格が変わるので
乗る前に価格交渉が必要です。

つづいて八百屋さん

こちらは魚屋さん
ちなみに中指に挟んでいるのはお金です。

無茶ぶりな雑貨屋さん
漕がせてもらったけどけっこう重かったです。

そして最後は自転車じゃないけど、たまにパイナップル屋にもなるバナナ屋さん
この他にもいろいろありますが、写真の都合で今回はこれだけですスンマセン。

みんな生きていくために工夫して一生懸命なんです。

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物じゃない

いつから動物と言うようになったんでしょうね?
動く物
他に言いようがないから、しかたなく使う事もあるけど嫌いなんですよねこの言い方。
命があり人間と同じ赤い血が流れて感情だってあるんだから物じゃないですよね。

朝起きたら珈琲でも飲んでくつろごうと思って設置した長椅子はノラ猫に占拠され

犬に占拠され

挙句に猫は外キッチンのところで子どもを産み

犬は裏庭で子どもを産み

普通に家族になり

ひとつ屋根の下で暮らしました。

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シャイアンインディアンの祈りより

独りぼっちだったり困りはてていたり誰かの助けが必要なときは
まぶたを閉じてわたしを思いわたしの名前をよびなさい。

そうすればわたしはくる。

見上げる夏の日の大空にわたしの姿をさがしもとめ

道に響くわたしの足音にあなたの耳をこらしなさい。

石を持ちあげてみればそこにわたしは いる。

HO!

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正装

周りの人たちから子どもたちの行事やパーティで必要になるから礼装は持っていた方がいいと言われ
礼装を作る事になりましたしかもオーダーメイド❗
日本でもオーダーメイドのスーツなんて一着も持っていないので、なんか恥ずかしいなぁと思いながら
待っている時もスーツをビシッと決めたジェントルマンがお世辞の一つも言いながら高級生地を選んで
寸法を測ってくれるイメージを想像していたら来たのは近所のオバチャン?
オバチャンはチャッチャと寸法を測って帰っていきました…恥ずかしいと思った自分がハズカシイ(/ω\)
数日後できたという連絡があり取りにいったらフィリピンの礼装もですが、その綺麗な刺繍にビックリ

フィリピンの正装はバロンタガログ(Baro ng Tagalog)といいます。
素材はパイナップルの葉や、バナナ繊維を利用して製造されていて、薄くポケットがないのは
武器を持っていない事を示すためだそうです。
そしてなによりも花柄や幾何学模様などの刺繍のデザインが細かく美しかったです。
しかしこれだけの技術がありながら最近は作る人も少なく仕事がないと呟いていました。
これだけの技術があるのにもったいないと思った僕は何か仕事に結びつけないかと考え調べていたら
当時はコスプレブームで、某オクも始まって間もない頃だったのでこっちで作って某オクに出せば
売れるんじゃないかと思い、オバチャンに相談したらやってみたいとノリ気でした。
しかしここで問題が発生しました。
僕自身が漫画をあまり読まないし、アニメやコスプレの世界の事をまったく知らないという事💦
そこで今なにが流行っているのか、これから何が流行るのかリサーチしオバチャンに伝えると
あと二人できる人が近所にいるという事でミシンを3台用意してコピーした画を元に作ってもらいました。
出来上がりは素晴らしいものでさっそく写真を撮って出品しました。
金額はオバチャンたちの給料+生地や小物類そして少しの手間賃と送料で安く設定したら
自分の目を疑いたくなるくらい日に日に入札が上がっていって落札価格に驚きでした。
その後もバンバン売れ、リピーターまで出てくるようになりオバチャンたちも大喜びでした。

今はご自分で作る人がほとんどですが、当時は買っていたんですねぇコスプレイヤーさまさまです。

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家族が増えました

ジェニーと一緒に暮らすようになって2年目の頃、警察官が一人の女の子を連れてきました。
やはり親が捕まり、身寄りもなく可哀そうだからおまえのところに連れてきたとの事。
そういう事はジェニーもいることだし前もって…既にジェニーとブチは女の子のところで
なにやらヒソヒソ話をしていて、うつむいていた女の子の顔も微笑みが😊
ただ、これはあとから知った事なのですが女の子には持病があり、心臓がちょっと弱く喘息で
過激な運動は好ましくないという事でした。
しかし子どもですからジッとなんかしていないだろうし、できるだけ自由に遊ばせたかったので
ケアを徹底し、警察官の家族はもちろんジェニーにもご近所の方たちにも事情を話して
注意して見守っていただけるようお願いしました。

女の子の心のケアはジェニーとブチにまかせて僕は一歩引いて見守っていました。

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支えあう

フィリピンではノラ犬や猫が人間とちゃんと支えあって生きています。
たとえばローカルレストランで食事をしていると野良犬が近づいてきてきます。
もちろん自分の食べているものをあげる人もいればあげない人もいますが
あげると嬉しそうにたべています。

日本に帰って思った事は野良猫はいても野良犬はいないなぁということです。
そして捨て犬や捨て猫が多すぎ!
動物にだって命はあるのに、ただ可愛いから飼っていう事聞かないからとか飽きたからポイですか?
捨てられた子は保健所に連れていかれて安楽死?
飼った時点で責任もちなさいよ捨てた人は裁判で裁けない殺人者だと思います。

里親会に行っても、みんな優しい良い子たちばかりです。

ボランティアの方たちにはほんと頭が下がります。

せっかくみんな同じ地球の上に立っているんだから仲良くしましょうよ。

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父になった日

ジェニーも学校に行きはじめ、周りも友だちもできて楽しそうでした。
学校の送り迎えも僕が行けない時は友だちや警察官の家族の誰かが行ってくれ
運よく近所のサリサリストアを営むご夫婦の奥さんが日本には何回も行った
ベテランのタレントさんで、日本語ペラペラで僕とジェニーの事を知って
何か手伝わせてくれといつもご飯や掃除をしてくれ僕も安心して仕事ができました。
そもそもサリサリストア(sari-sari store)とは何ぞやという事で簡単にいうと
どこの街にも村にもあって日本でいう小さな雑貨屋みたいなお店で家庭用品から
ジュースや酒類・食料など売っていてとても便利な小さなコンビニです。

みんなの助けがあって少しづつですが、過去に負った心の傷も癒えていきました。

そして僕の誕生日をみんなや近所の方たちが祝ってくれて、その時ジェニーが
恥ずかしそうに小さな声でダディハッピーバースデーと言ってくれました。
はじめてダディと呼ばれて涙が出るほど嬉しかった。

この子を絶対守ると誓って数十年、今ではジェニーもお母さん😊

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ジェニー

女の子の名前はジェニー当時6歳
ジェニーはとても明るくて優しい女の子なんです。
しかし時々ベットで泣くのを我慢して体を震わせていました。
そんな姿を見てか警察官が飲みながら話してくれた事は
僕らが毎日のように目にするストリートチルドレンの事や
虐待やレイプの実態
片親もしくは親のいない子どもたちの事など

写真のようにゴミ山で食べられそうな物やお金になりそうな物を探す子どもたち。
シ○ブ欲しさに走ってくる車の前に自分の子どもを放り投げて運転手にお金をせびる鬼畜のような親。
結婚しようとか甘い言葉で誘惑して子どもができたと告げられたら音信不通の日本人。
フィリピンはほとんどの方がカトリックなので子どもはおろせませんし法律でも禁じられています。
更に好きな人とだったら避妊しない人が多いのもフィリピン人です。
もしくは、せっかくゲットした外人の彼氏に捨てられたくないからだそうです。
外人と結婚すれば家族は安泰だしビザもおまけで付いてくる。
しかし金持ちを装って甘い言葉で誘惑して気持ちイイ͡事して帰国しちゃって子どもができたら
音信不通になっちゃってシングルマザーになっちゃう女性が多いです。
騙しあってるわけですからどちらも悪いですが分が悪いのは確実に女性ですよね。
お互い気持ちいい事したんだから責任もちましょうよ。
途中日本人と本音を書いてしまったのは、僕が預かった子どもたちに日本人とのハーフの子が
多かったんです。
なのでこんなブログ見てはいないと思いますが、ひとこと言わせてください。
あなたが無責任に捨てた子どもは、とても傷つき、とても辛い思いをしましたが今はとても元気です。

つづきます